紅葉の季節になりました!
昨年は高尾山に紅葉を撮影に行ったのですが、思ったより綺麗でなかったのと、あまりにも混雑していて撮影が困難だったので、今年はどこへ行こうかと悩んでいました。
そうしたら先輩カメラマンが日光で滝と紅葉を撮影しないかと誘ってくれたので、有難く連れて行っていただきました。
ただ、日光の滝と言っても霧降の滝等は遠く離れた観瀑台からしか滝を観ることが出来ませんので、良い写真は撮れません。
その点、先輩カメラマンが連れて行ってくれる隠れ三滝は、滝壺まで行くことが出来ると言う事なのでワクワクしながら日光行きを楽しみにしていました。
東武浅草駅を6:20に発車する快速に乗り、2時間で東武日光駅に着きます。
片道1,350円と案外リーズナブルなお値段です。
東武日光駅前から霧降高原行きのバスに乗り、隠れ三滝で下車します。バスの運賃は250円ほどだったと思います。バスもSUICAが使えるので便利です。
バス停からは歩きですが、20分ほどで隠れ三滝の最初の滝、マックラ滝に着きます。
マックラ滝全景 この光景はハイキングコースから見れます
通常は上の写真のような光景をハイキングコースから見て綺麗だねと話しながら通りすぎるのでしょうが、私たちは滝壺にまで踏み込みます!
かっこ良く言いましたが、本当は詳しい状況を先輩カメラマンから聞いていなかったので、まさか道無き道を突き進む、ガチの沢歩きだとは思ってなかったので、普通のスニーカーで来てしまいました。
足場は苔むした滑りやすい大きな岩がゴロゴロしているか、グチョグチョの土しかありません。
しかも急角度の谷です。
本来ならばきちんとしたトレッキングシューズで来るか、長靴が良いと思います。
転んだり、足を挫いたり、カメラを水没させたりせずに済んで良かったです。
でも苦労する甲斐はある景色です。
マックラ滝の滝壺に行く途中にある小さな小さな滝
滝壺にまで行ける滝なんて、そうそうはありません。
興奮していました。
本当に先輩カメラマンには感謝です。
マックラ滝
上の写真はかなり滝に近づいて撮影したのですが、さらに滝壺近くを目指します。
でもいつ転んで落ちるかと、怖かった(笑)
滝壺 水滴で若干ボヤケています
もう楽しくて嬉しくて、怖がりながらも興奮して撮影していました。
おまけに、周囲には自分達以外、誰もいません。
被写体独り占めです。なんて贅沢なんでしょう。
それにしても滝の撮影は難しいです。
シャッタースピードによって、水の表情が劇的に変わります。
シャッタースピード高速 水に粒状感が出てダイナミックな感じ
シャッタースピード中速 ダイナミックさは残しつつも流れる感じ
シャッタースピード低速 水流が糸のようになり、静かな感じ
表現としてどれが正解という事は無いので、どう表現したいのかが問題になります。
でもどう表現したいのかが定まっていないので、すこしづつ設定を変えてたくさん撮ります。
あまりにマックラ滝を撮影するのが楽しかったので、ここだけでバッテリーを一本使ってしまいました(笑)
マックラ滝近くの美しい紅葉
マックラ滝で一日遊べそうだったのですが、三滝なので、残り二つの滝も気になります。
後ろ髪を引かれながらも、次の玉簾の滝を目指します。
山を染める紅葉
マックラ滝まではハイキングコースを通る限り歩き易い道でしたが、玉簾の滝までの道は少々足元が危ないので、やはりトレッキングシューズが必要となります。
足腰に不安がある人はストックがあった方が良いかもしれません。
玉簾の滝上
玉簾の滝は上からも下からも観ることが出来ます。
ハイキングコースには観瀑台も設置されていますので、一番観やすい滝です。
ただし、やはり滝に近づくとなると、マックラ滝と同じく危険が伴います。
滝壺に近づくなら足拵えをしっかりして下さい。
玉簾の滝
美しく色づいた紅葉と滝がマッチしていて美しいです。
これで空が青空だったらなぁ。
最高の写真になったろうに…。
近々、リベンジをします!
玉簾の滝
玉簾の滝
この風景を見ながら、持参したお弁当を頂きました。
美味しい空気と美味しい料理。
最高の贅沢です。
三滝、最後の丁字の滝を目指します。
丁字の滝
丁字の滝は滝のそのものより、滝上から見下ろす景色が美しいです。
丁字の滝上
丁字の滝上 別構図
丁字の滝上 縦構図
あー、本当に青空だったらなぁ…。
この後、霧降の滝にも行く予定だったのですが、雨がポツポツと降ってきたので、本降りになる前に退散しました。
一日遊んで、5千円もかかりませんでした。
おまけに奥入瀬渓谷を髣髴とさせるほど、美しい渓谷を教えてもらったので、先輩カメラマンには感謝感謝です。
天気の回復を待って、紅葉と青空のコンビネーションを撮影したいと思います。
また新緑の頃や夏に来ても楽しそうです。
本当に良い気分転換になりました。